女子大生も日々悩む

キラキラしているとは何か

はじめまして

一緒に観ると結婚したくなると噂の君の名は。を彼氏と観に行ったところ、一週間後に振られてしまいました、ゆきこです。


思いの外落ち込んでいない自分に落ち込んでいるのですが、初めての彼氏に振られても体調以外は特に異常がありません。げほんげほん。


恋愛話はまた今度に持ち越すとして、今日は久々に読んだ小説について書きたいと思います。


小説を書くことも読むことも好きだった私は、本と共に学生時代を過ごしました。読書家というには読んでいない方ですが、当時つるんでいた友達よりも少しだけ本の方が好きでした。


特に、森絵都さん、辻村深月さん、星新一さん、恩田陸さん、乙一さん、加納朋子さん、灰谷健次郎さん、の小説は図書館にある分だけ片っ端から読んだ記憶があります。有名かどうか流行っているかどうかに関係なく、好きな文章を書く人の小説はとことん読みこむ方でした。


そんな私ですが実は大学生になってから本を読むことがめっきり減っていました。勉強が忙しい…というよりは本に頼ることが減っていた感じに近いと思います。大学生の緩やかで少し退屈な日常の中では、現実逃避するほど悲しいことも、辛いこともなかったのです。


ただまぁ冒頭でも少し触れたように彼氏に振られてしまったためでしょうか。落ち込んではいないものの、少しやるせなさがあるのか今日の私は本を欲していました。


そんな中で読んだのは、辻村深月さんの『光待つ場所へ』でした。この本を読むのは二度目だったので内容も大体は覚えていましたが、読後感は初めて読んだ時よりもすっきりとしていました。


辻村深月さんの小説は比較的ミステリー要素が強い傾向にあると思います。緻密に散りばめられた「フラグ」が、最後にまとまっていく様は興奮せずにはいられず、特に『スロウハイツの神様』と『名前探しの放課後』あたりは時間も忘れてページをめくっていたのを覚えています。


ただこの『光待つ場所へ』はその読んでいて苦しくなるような切迫感はあまりないように感じます。辻村作品を繋ぐ結び目のようなこの小説は、本から離れていた私を絶妙に引き込んでくれました。駆り立てるのでも、責めるのでもなく、もう一度本の世界にハマるのも悪くないよ、と言ってくれているかのようでした。


夏休みも残りわずかですが、『島はぼくらと』だけは是非とも読みたいゆきこでした。